信頼性が高くて安い性病検査キット10選！選ぶポイントや主な性病と症状も解説

性行為ではさまざまな性病にかかる可能性があり、不安に感じている方は多いでしょう。性病を長期間放置していると不妊の原因になったり症状が重篤化したりするケースもあり、早期発見と早期治療が必要です。

しかし性病は基本的に自然治癒が難しく、性行為のほかに性的接触で感染する場合もあります。

自身が現在、性病にかかっているかどうかを検査したい方は、信頼性の高い性病検査キットで体の状態を確認してみてください。

本記事では、信頼性が高くて安い性病検査キットや性病の症状、選び方のポイントについて詳しく解説します。

性病の種類やおすすめの検査キットもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください

性病検査キットを選ぶポイント

性病検査キットには数多くの種類があり、なにを選ぶべきか迷う方は多いでしょう。そこでここでは、性病検査キットを選ぶときのポイントを紹介します。

検査項目が多い

性病の種類は多くあり、検査キットの項目が少なければ性病の有無を正しく判別できません。

たとえあ1種類の性病しか確認できない検査キットを使用して病名がわからなかった場合、再検査をする必要があります。再検査となると費用も手間も余計にかかるため、検査項目がなるべく多い検査キットを選ぶことが大切です。

検査キットのなかには、10項目以上の判定ができるものも少なくありません。より効率的に性病の有無を確認するために、検査項目が多いものを選びましょう。

検査結果が早い

性病は早期発見と早期治療が大切です。検査キットを選ぶ際は、検査結果が出るまでのスピードも重視しましょう。性病は種類により、症状が出ないこともあります。

無症状のまま感染を広げることを避けるため、早く結果を受け取れる検査キットを選びましょう。早いものであれば、検査機関に届いた翌日には結果を確認できます。

料金や配送手数料

検査キットの料金は各メーカーにより異なります。検査項目が少なければ費用は抑えられますが、安いものを選んだ場合、正確に判定できないこともあります。

また再検査料や配送手数料も総合して判断しましょう。再検査料と配送料はメーカーにより無料のものもあります。合計でいくら必要なのか、事前に確認してみてください。

性病検査キットの配送方法

家族やパートナーに気づかれたくない方や家にいない時間が長い方は、配送方法が豊富な検査キットを選びましょう。メーカーにより異なりますが、性病検査キットの配送は宅急便、自宅、郵便局留め、コンビニなどから選択可能です。

また外見から性病の検査キットだとわからないよう、配慮されたものを選ぶことも重要なポイントです。

アフターフォローサービスがある

性病検査キットで陽性と結果がでた場合、病院で治療を受けなければなりません。検査キットのメーカーが医療機関と提携していれば、あらためて検査したり説明したりする手間を省けます。

治療がスムーズに行われないと、早期治療が難しくなる可能性があります。検査後のアフターフォローサービスが充実した検査キットを選びましょう。

信頼性が高くて料金が安い性病検査キット10選　

性病検査キットはさまざまな販売会社から提供されています。ここでは、数ある検査キットのなかで信頼性が高く料金が安いものを10種紹介します。

STDチェッカー

STDチェッカーは、完全匿名検査が可能な性病検査キットです。自身で決めたIDでスマートフォンやパソコンから検査結果を閲覧できるため、周囲に気づかれたくない方におすすめです。

検査キットの費用は1項目で3,300円（税込）から最大12項目まで選べます。5〜7項目が一度に検査できる1万円（税込）程度のキットもあり、調べたい性病にあわせて検討できるでしょう。

GME医学検査研究所

GME医学検査研究所は臨床検査技師が担当し検査をおこなう、信頼度の高い検査キットです。検査結果は5回のダブルチェックにより出されることから、正確性も高いでしょう。

GME医学検査研究所が販売している検査キットには、男性用、女性用のほかに男女ペア検査パックもあります。

男女ペア検査パックでは最大で12項目の性病検査ができるため、パートナーと一緒に検査したい方におすすめです。検査キットは、3,430円（税込）から購入できます。

ふじメディカル

ふじメディカルでは、プライバシー保護のため差出人を会社名もしくは個人名から選択できます。

また電話サポートにより、不安要素や疑問点についても聞くことができます。検査キットでは最大11項目の性病検査が可能です、費用は1項目のみの場合3,500円（税込）です。

サポート面が充実しているふじメディカルは、初めて性病検査キットを購入する方におすすめです。

さくら検査研究所

さくら検査研究所では衛生研究所が受付から結果報告まで検査キットに関連する業務を一括管理しており、検査結果を随時確認できます。

性病のみならず肝炎の検査もあり、ブライダルチェックもできるためパートナーと共に性病検査を受けたい方におすすめです。

検査キットは1項目3,860円（税込）から販売されており、検査項目は10項目、8項目、6項目、4項目から選べます。プライバシー保護対策もおこなうため、中身が検査キットだと知られるリスクも少ないでしょう。

予防会

予防会は多くのクリニックと提携しており、結果に応じて性感染症に特化したクリニックを紹介してもらえます。

また受け取り方法が自宅ポストや郵便局留め、ヤマト郵便など多くの選択肢から選べる点もメリットです。

検査キットは3,550円（税込）から購入可能です。5項目を一度に検査できる11,330円のお得なキットもあり、はじめて性病検査をおこなう方にピッタリでしょう。

あおぞら研究所

あおぞら研究所は東京にある性病専門のあおぞらクリニックと提携しており、検査の結果が陽性であれば治療費用から1千円割引されるサービスがあります。

検査後の治療費を抑えたい方は、あおぞら研究所の検査キットを検討してみてください。

検査キットは4,730円（税込）から購入可能です。検査項目は最大17項目で、血液と尿を同時に検査するキットもあります。

またHIV、梅毒、肝炎など重篤化する性病の4項目のみを調べる検査キットもあり、用途にあわせて選べます。

メディカルコア

送料無料で性病検査キットを取り扱うメディカルコアでは、コンビニや営業所など、自身の希望にあわせた受け取り方法を選択できます。

3種類の男女ペアセットもあり、パートナーと一緒に検査したい方におすすめです。

検査は2項目5,000円（税込）から可能で、最大10項目まで対応しています。メディカルコアでは検体到着後、最短2営業日で結果がわかります。すぐに結果を知りたい方は、メディカルコアを検討してみてください。

野村検査研究所

野村検査研究所は、検査結果が最短2日でわかる業界最速の性病検査サービスを提供しています。検査ではパンサーシステムという世界的医療機器を導入しており、精度も高く正確な診断を受けられるでしょう。

別途2,500円（税込）で即時検査オプションをつければ、最短7〜8時間で結果を確認できます。検査キットはベーシックなもので5,500円（税込）から購入可能で、最大8項目まで検査を受けられます。

セルシーフィット

セルシーフィットの性病検査薬では、最低でも6項目の性病検査が可能です。無症状でも一通り性病感染の可能性を調べたいときに検討してみてください。

セルシーフィットの性病検査キットは男性用、女性用に分かれており、料金は高くなりますがペアセットもあります。検査キットの費用は9,600円（税込）からと高めですが、多数の項目で検査を受けたい方におすすめです。

まりこクリニック

まりこクリニックは女性専用クリニックで、淋病、クラミジア、梅毒、トリコモナス、HIVなどの性病検査に対応しています。

まりこクリニックは検査施設ではなく病院であるため、陽性であればそのままスピーディーに治療を受けられます。

また担当医が全員女性であることから、男性に話しにくい内容も安心して相談できるでしょう。検査項目は最大4項目と少なめですが、1,980円（税込）から費用を抑えて検査を受けたい方におすすめです。

性病とは

性病とは性行為により広がる感染症のことであり、STD（Sexually、Transmitted、Diseases）とも呼ばれています。ここからは性病の詳細や特徴について、わかりやすく解説します。

誰でも感染する可能性がある病気

性行為は人間が生きていくうえで重要な行為ですが、不特定多数との性行為や風俗店での性行為を中心として、性病は幅広い方に広がっています。

また性行為をする年齢層が低くなった影響により、性病にかかる人数は増えています。

性病には潜伏期間があり、性病であると気づかないままパートナーと性行為をしてしまう可能性は非常に高いです。不特定多数と性行為をしない方でも、性病に感染する危険は十分あると理解しておきましょう。

治療しないと危険な病気もある

性病を治療せずに放置すると、病気が悪化し危険な状態となります。とくに梅毒やHIVなどの病気を放置すると、最悪の場合は死に至る危険性があります。

症状が軽い初期に治療すれば病気の進行が緩やかになり、完治するまでの期間も短くなります。また再発のリスクも減らせるため、早めの発見と治療が重要です。

主な性病と症状

性病は種類により潜伏期間や治療法が異なります。性病にかかった経験がない方も検査前に各感染症のことを知り、必要な予防措置をおこないましょう。

梅毒

梅毒は、日本で感染者が増えている性病です。潜伏期間は3〜6週間と長く、初期症状では近くのリンパ節が腫れ、性器や口に赤いしこりやただれが発生します。

梅毒の症状は徐々に進展し、放置すると精神神経異常を起こし死に至るケースもあります。

梅毒は現在の医療で完治できる性病です。しかし予防しなければ再び感染する可能性があるうえ、妊娠中の場合は胎児に影響を及ぼす危険性があるためとくに注意が必要です。

腟カンジダ症

カンジダ菌は健康な女性でも膣の中に持っている常在菌であり、通常はカンジダ菌がいても問題は起きません。しかし疲労やストレスが原因で免疫力が落ちるとき、腟カンジダ症につながります。

腟カンジダ症になると、膣の周辺が痒くなったり、性交時や排尿時に痛みを感じるようになります。自然治癒はなく再発を繰り返しやすい性病であるため、早期の治療が必要です。

腟カンジダ症は性行為をおこなうと男性にも感染するとされているものの、必ずしも発症するわけではありません。

男性の場合、無症状であることが多く感染に気づかないケースも少なくありません。

性器クラミジア感染症

性器クラミジア感染症は、日本で最も多く感染者を出している性病です。性器や尿道のほかにのどにも症状が現れる点が特徴で、男性が感染すると排尿痛、尿道不快感、尿道掻痒感などが起こります。

女性は無症状であることが多いとされますが、感染すると不妊になりやすいとされており早期の治療が必要です。

性器ヘルペスウイルス感染症

性器ヘルペスウイルス感染症は、性器付近でヘルペスウイルス（HSV）に感染した場合に起こる病気です。

症状は急性型、再発型、誘発型の種類に分けられ、急性型には激痛が走ることもあります。潜伏期間は2〜21日と幅広く、無症状の方も少なくありません。

コンドームを使用しても、性器ヘルペスウイルス感染症に感染する危険はあります。性行為の経験がある方は、定期的に性病検査を受けて体の状態を確認しましょう。

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは自覚症状があまりない性病であるものの、見た目での診断が可能です。患者の多くは性行為の経験がある方ですが、まれに親の手指を介して幼児に感染する可能性もあります。

尖圭コンジローマに感染すると性器の周辺に尖ったイボのようなものが発生し、放置すると次第に増えていくことも少なくありません。

潜伏期間は3週間〜8か月と大きく差があり、20〜30％は3か月以内に自然治癒するとされています。

ただし重症化して不妊になる危険もあるため、異常を感じたらすぐに治療を受けましょう。

淋菌感染症

淋菌感染症は、淋菌の感染により広がる性病です。淋菌自体は非常に弱く粘膜から離れると数時間で感染性を失いますが、粘膜同士が接触する性交では感染の危険があります。

男性は2〜9日と潜伏期間が短く、症状の出ない方も少なくありません。女性の場合、男性よりもさらに症状が軽く自覚しないままとなるケースが多いです。

しかし淋菌感染症は繰り返し感染する病気であり、放置すると全身に炎症が起こる可能性もあります。

HIV・エイズ（後天性免疫不全症候群）

HIV・エイズはもっとも怖い性病として多くの方に知られています。エイズに感染すると重篤な全身性免疫不全を引き起こし、いずれば死に至ると考えている方は多いでしょう。

しかし近年では治療薬の開発が進み、早期治療を受ければ通常の生活を送れるようになりました。

ただし感染者の数は年々増えており、死亡者も出ています。また潜伏期間が10年と非常に長く感染が広まりやすいため、厄介な病気であることに変わりはありません。

パートナーに感染させないよう、定期的に検査を受けるようにしましょう。

性病と性病検査キットに関する質問

ここでは、性病と性病検査キットに関するよくある質問について回答します。

どのような方法で感染する？

性病の感染経路は、膣性交、口膣性交、肛門性交による接触です。コンドームを着用しない性交では、とくに性病にかかる可能性が高いといえます。

口膣性交で感染する可能性があるのは、淋病感染症、クラミジア感染症、ヘルペスウイルス感染症、梅毒などの性病です。口膣性交でコンドームを使用するカップルは少ないため、今後も口膣性交による感染拡大に注意が必要でしょう。

また性病にかかった方が使用した衣類やタオル、トイレ、温泉、サウナなどを介して、まれに性病に感染する可能性もあります。

ドラッグストアや薬局で検査キットを購入できる？

性病検査キットはドラッグストアや薬局で購入できません。検査キットはインターネットサイトから注文しましょう。

性病を診察するクリニックでは、店頭で性病検査キットを販売しているケースもあります。

ただしクリニックに通う手間が発生するため、忙しい方はインターネットで購入しましょう。

検査キットと病院はどちらが安い？

検査キットと病院の検査では、検査キットの方が費用を抑えられます。検査キットなら、数種類の検査をしても費用は1万円程度です。初診料や待ち時間もなく、忙しい方も気軽に検査できるでしょう。

また検査結果が陽性であれば保険適用となり治療が受けられます。陽性反応が出た方はなるべく早く病院で相談してみてください。

陽性だったらパートナーに伝えるべき？

特定のパートナーがいる場合、検査キットで陽性だったことを伝えましょう。性病は接触感染により広がります。

自身が感染した疑いのある期間に性行為をしている場合、パートナーも感染している可能性が高いでしょう。お互いの関係性のためにも、陽性だったことを少しでも早く伝えることが大切です。

まとめ

今回は性病の種類と検査キットの選び方、おすすめの性病検査キットを紹介しました。

性病は誰でもかかる可能性のある病気です。感染の疑いがあるときは、性病検査キットで確認してみてください。

性病検査キットは多くの販売会社から提供されており、検査項目数や検査費用が異なります。安くて信頼性の高い性病検査キットを選ぶときのポイントは、次のとおりです。

• なるべく検査項目が多いキットを選ぶ
• 早めに検査結果が確認できるものを選ぶ
• 医師監修の精度が高いものを選ぶ
• 周囲にバレない受け取り方法があるものを選ぶ

性病は早期治療で治癒する可能性が高まります。体に違和感があるときは、なるべく早く性病検査キットでチェックしましょう。

＜参考＞
国立感染症研究所
GME医学検査研究所
ふじメディカル