血糖値が高くなると、さまざまな疾病を発症するリスクが増えます。サプリメントを使用して、手軽に血糖値を下げたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし血糖値対策のサプリメントには多くの種類があり、「何を選べばよいのかわからない」という方も多いでしょう。
そこで本記事では、血糖値対策におすすめのサプリメントを紹介します。サプリメントを選ぶポイントや、サプリメント以外に血糖値を下げる方法についても解説します。
「そもそもサプリメントで血糖値を下げられるのだろうか」と疑問を抱いている方は、ぜひ参考にしてください。
血糖値対策にサプリメントは効果がある?
サプリメントに血糖値を下げる効果はあるのでしょうか。ここでは血糖値の正常範囲と、サプリメントの効果について解説します。
正常な血糖値の範囲
血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度を表す数値です。血糖値は通常一定の範囲内で制御されており、健康な方であっても空腹時や食後では血糖値が変動します。
空腹時の血糖値は100mg/dL未満が正常値で、健康な方であれば70mg/dLから99mg/dLの範囲を保っています。食事を摂ると血糖値は上昇し、食後2時間後の血糖値は140mg/dL未満であれば正常な範囲内といえるでしょう。
空腹時血糖値が100mg以上~110mg/dL未満になると糖尿病の可能性が疑われます。空腹時血糖値が110mg以上~126mg/dL未満の場合は空腹時血糖異常と呼ばれ、将来的に2型糖尿病に進行する可能性が危惧されます。
空腹時血糖異常の方は、糖尿病の血管合併症のリスクが高くなるため注意が必要です。空腹時血糖値が126mg/dL以上になった場合は、糖尿病と診断されます。
血糖値が正常範囲を超えると、2型糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病に罹患する可能性が高まります。
このような疾病のリスクを抑えるためにも、日ごろから血糖値のコントロールが重要です。
サプリメントに期待できる効果
サプリメントは薬と違い、血糖値を直接的に下げる作用はありません。サプリメントに期待できる効果は、食事後の血糖値上昇を緩やかにすることです。
食後は血糖値が徐々に上昇し、約1時間後にピークを迎え、その後血糖を細胞に取り込むホルモンであるインスリンの作用により血糖値は下がります。
しかし血糖値が急激に上昇していると、インスリンの供給が追いつかず高血糖状態が続き、体に悪影響を及ぼす可能性があります。サプリメントを摂取しても生活習慣を変えなければ、高血糖の改善にはつながりません。
生活習慣を見直したうえでサプリメントを取り入れると、高血糖対策や予防に役立ちます。
サプリメントに薬のような即効性や効果はないものの、食後の血糖値が急上昇するのを防ぎ、緩やかに上昇するようサポートする役割として有効な手段であるといえるでしょう。
血糖値が高くなる4つの原因
血糖値が高くなる原因がわかれば、血糖値の上昇を防ぐのに役立ちます。血糖値が高くなる4つの原因を確認しておきましょう。
食生活が乱れている
食生活の乱れが血糖値を上昇させる原因となります。具体的には次のような状態が食生活の乱れとして挙げられます。
- 朝食を抜いている
- 常に何かを食べている
- 夕食の時間が遅い
- 食べ過ぎてしまう
- 甘いものやアルコールの摂取が多い
このような食生活を続けていると、血糖値上昇に繋がります。乱れた食生活により血糖値が急上昇すると、すい臓は十分なインスリンを分泌できなくなります。食生活の乱れに思い当たる項目がある方は、一つでも減らすよう心がけましょう。
脂肪が蓄積している
脂肪が蓄積している肥満体質の方は、血糖値が上昇しやすいでしょう。肥満体質の方は血糖値を下げるインスリンの分泌機能が低下しやすい傾向があります。体格指数のBMIが肥満の指標となり、BMIが25以上ある場合は肥満と判断されます。
また肝臓に脂肪が蓄積する脂肪肝も、インスリンの分泌に影響を及ぼし血糖値上昇に繋がるため注意が必要です。
運動が足りていない
運動不足の方は血糖値が上昇しやすい傾向があります。筋肉が正常に働いていると、体内のブドウ糖がエネルギー源として消費されます。
しかし運動不足により筋肉が十分に使われなければ、ブドウ糖は血液中に溜まり血糖値が高くなるのです。とくにデスクワークや車通勤などで運動不足になりがちな方は、意識的に運動を取り入れましょう。
日常的に運動の習慣がない場合は、1日に10分程度、軽いストレッチや筋トレを取り入れるところからはじめるのがおすすめです。
ストレスがたまっている
過度なストレスが血糖値の上昇に繋がることもあります。ストレスが溜まると、成長ホルモンや副腎皮質ホルモンなどの血糖値を上げるホルモンが多く分泌されます。
またストレスにより飲食のバランスが崩れると、血糖値のコントロールが難しくなるでしょう。ストレスが多くなると体がエネルギーを必要と感じ、糖を欲します。疲れやストレスを感じると甘いものが欲しくなるのはそのためです。
ほかにも肩こりや頭痛、睡眠障害、食欲の変動などは、ストレスのサインとして現れることがあるため注意が必要です。思い当たる症状があれば、ストレスを軽減するための対策を考えましょう。
血糖値サプリメントの5つの選び方
血糖値の上昇を穏やかにするサプリメントは多くの種類があり、どれを選べばよいのか判断に迷っている方もいるでしょう。
サプリメントを選ぶ際の主なポイントを5つ紹介します。
特定保健用食品や機能性表示食品かどうかで選ぶ
血糖値サプリメントを選ぶ際は、特定保健用食品(トクホ)であることが一つの基準となるでしょう。特定保健用食品(トクホ)は、成分の有効性や安全性が国の審査を通過した食品のことです。
特定保健用食品(トクホ)として販売するためには国の審査を受け、許可を得る必要があります。特定保健用食品と混同されやすい分類に、機能性表示食品がありますが、機能性表示食品を販売するために国の許可は必要ありません。
特定保健用食品(トクホ)の認証があるサプリメントであれば、国の基準をクリアした安全性の高い製品だと判断できるでしょう。
関与成分で選ぶ
血糖値サプリメントを選ぶときは、関与成分も確認してください。食後の血糖値の上昇を緩やかにする働きを期待するなら、難消化性デキストリンやサラシアなどの成分が入っているサプリメントを選ぶとよいでしょう。
難消化性デキストリンは水溶性の食物繊維で、糖の吸収を遅らせ食後の血糖値上昇を緩和する働きがあります。またサラシアは植物から抽出された比較的新しい注目成分で、血糖値の上昇を強く抑制する作用があります。
サプリメントを選ぶ際は、関与成分にも注目するとよいでしょう。
飲みやすさで選ぶ
サプリメントは飲みやすさも重要なポイントです。製品によって、粒状タイプ、飲料タイプ、粉末タイプなどさまざまな形状があるため、自身が飲みやすい形状のサプリメントを選びましょう。
粉末タイプは料理に混ぜたり飲み物に溶かしたりして摂取できますが、粉の飲みづらさや溶け残りが気になる方には向きません。
一方粒状タイプは持ち運びしやすく、外出先でも手軽に摂取できます。ドリンクタイプも飲みやすいですが、価格が高い傾向にあります。自身のライフスタイルや飲みやすさを考慮して、サプリメントの形状を選びましょう。
価格で選ぶ
サプリメントの価格も選ぶポイントとして押さえておきましょう。効果が高い製品であっても、価格が高くて続けられなければ、十分な効果を得られません。
血糖値サプリメントは継続的な摂取で効果が期待できるため、毎日飲んでも負担にならない価格の製品を選びましょう。
機能性表示食品は価格が手頃で、コストを抑えて長く続けたい方や初めて血糖値サプリメントを試す方に適しています。
一方、特定保健用食品(トクホ)は価格が高めですが、国の審査と許可を受けている安心感があります。コストはかかっても、安全面を重視したい方には特定保健用食品(トクホ)のサプリメントがおすすめです。
購入場所や手段で選ぶ
サプリメントを選ぶ際は、購入場所や購入方法も重要です。容易に購入できる製品が望ましいでしょう。買い物のついでに買いたいのであれば、ドラッグストアで取り扱っているサプリメントが適しています。
買いに行く時間がない方は、ネットショップで購入できるサプリメントがおすすめです。定期購入できるサプリメントであれば、決められた頻度で自動的に届けてもらえるため、忙しい方に向いているでしょう。
血糖値対策におすすめのサプリメント10選
血糖値対策のサプリメントは、各社さまざまな製品を販売しています。数多くあるサプリメントのなかから、今回はおすすめの製品を10個、紹介します。
サラシア100
サラシア100は小林製薬と近畿大学の共同開発商品で、亜熱帯地域の植物サラシアを含むサプリです。食事と一緒に小粒タブレットを1日3回摂取し、糖の吸収を穏やかにして血糖値のコントロールをサポートします。
糖分が多くなりがちな方や、血糖値の管理が必要な方におすすめです。サラシア100はドラッグストアでも購入できますが、ネットの定期お届け便に申し込むと、初回限定で半額にて使用できます。
分類 | 特定保健用食品 |
価格 | 【1回のみ】4,536円 【定期お届け便】3,991円 |
内容量 | 90粒(30日分) |
形状 | 粒状タイプ |
賢者の食卓 ダブルサポート
大塚製薬の「賢者の食卓 ダブルサポート」は、食物繊維の一つである難消化性デキストリンを含む粉末サプリです。
難消化性デキストリンには、血糖値や血中中性脂肪の上昇を調整する効果があります。無味無臭なため、好みの飲食物に混ぜて摂取可能です。賢者の食卓 ダブルサポートは、食事の脂肪分が多くなりがちな方に適しています。
ドラッグストアやホームセンターなどの店舗で購入できるほか、Amazonや楽天市場などのネット通販サイトでも購入可能です。
分類 | 特定保健用食品 |
価格 | 【Amazon】1,527円 【定期おトク便】1,374円 |
内容量 | 60g×30包 |
形状 | 粉末タイプ |
桑の葉&茶カテキンの恵み
「桑の葉&茶カテキンの恵み」は、桑の葉由来イミノシュガーと茶カテキンを配合した機能性表示食品です。糖の吸収を抑え血糖値をコントロールし、体重を減らす効果があります。
Amazonや楽天市場などのネット通販サイトでも購入できますが、公式サイトからの申し込みで初回の購入に限り82%offで購入可能です。
分類 | 機能性表示食品 |
価格 | 【通常価格】5,373円 【初回限定価格】980円 |
内容量 | 120粒入(30日分) |
形状 | 粒状タイプ |
パインファイバーW
「パインファイバーW」は粉末タイプで、食事や飲み物に混ぜても味やにおいが気になりません。
関与成分難消化性デキストリンの働きで、食後の血糖値に加えて中性脂肪の上昇をゆるやかにする効果が期待できます。揚げ物が好みの方におすすめです。パインファイバーWは、ネット専売商品です。
分類 | 特定保健用食品 |
価格 | 【通常購入】3,672円 【定期購入】3,304円 |
内容量 | 6g×10包×6袋(約20日分) |
形状 | 粉末タイプ |
フィットライフコーヒー
「フィットライフコーヒー」は、食後の血糖値対策におすすめのコーヒーです。難消化性デキストリン配合で、血糖値上昇を緩やかにする効果が期待できます。1日1~3包を目安に飲みましょう。
フィットライフコーヒーはネット専売商品です。定期コースで申し込むと、初回50%off、2回目以降は25%offで購入できます。
分類 | 特定保健用食品 |
価格 | 【通常価格】6,804円 【定期コース】3,402円 |
内容量 | 60包(60杯分) |
形状 | 粉末タイプ |
からだすこやか茶W
「からだすこやか茶W」は、飲料タイプの商品です。サプリを摂取するというよりは、毎日の水分補給として取り入れると無理なく続けられるでしょう。
からだすこやか茶W は、Amazonや楽天市場などのネット通販以外に、スーパーやコンビニでも購入可能です。
分類 | 特定保健用食品 |
価格 | 3,376円(Yahoo!ショッピング) |
内容量 | 350ml×24本 |
形状 | 飲料タイプ |
糖ダウン
「糖ダウン」は、アミノ酸5-ALAが含まれているサプリメントです。アミノ酸5-ALAは、糖の消費に関わるエネルギー代謝をサポートする成分であり、年齢とともに減少する成分でもあります。
ただし食事で摂取する場合、トマトで88㎏以上、ほうれん草で62㎏以上を食べる必要があり現実的ではありません。糖ダウンのように、アミノ酸5-ALAを含むサプリメントから摂取すると効率的です。
公式サイトからの申し込みで初回は30日分が81%off、2回目以降は、60日分が20%offで購入できます。
分類 | 機能性表示食品 |
価格 | 【通常価格】30日分:980円 【定期コース】60日分:8,467円 |
内容量 | 【初回】30日分:30粒 【2回目以降】60日分:60粒 |
形状 | カプセルタイプ |
大人のカロリミット
ファンケルの「大人のカロリミット」は、桑の葉イミノシュガーやキトサンなど、4つの成分を配合した機能性表示食品です。糖や脂肪の吸収を抑え、血糖値と中性脂肪の上昇を抑制します。初回限定で通常価格の62%off で購入可能です。
分類 | 機能性表示食品 |
価格 | 【通常価格】2,800円 【初回価格】1,000円 |
内容量 | 【初回】42粒×2袋(28日分) |
形状 | 粒状タイプ |
みやびの血圧×血糖Wケア
「みやびの血圧×血糖Wケア」は、バナバ葉由来のコロソリン酸とGABAを配合しており、血圧と血糖値の両方をケアします。空腹時の血糖値を下げるのに効果的です。定期便で申し込むと、通常価格の15%offで購入できます。
分類 | 機能性表示食品 |
価格 | 【通常購入】4,700円 【定期購入】3,995円 |
内容量 | 60粒(30日分) |
形状 | 粒状タイプ |
空腹時血糖値が気になる方のタブレット
大正製薬の「空腹時血糖値が気になる方のタブレット」は、ナリンジンを配合した機能性表示食品です。健康な方でも、空腹時の血糖値を下げる効果があります。定期お届けコースで申し込むと、通常価格の10%offで購入できます。
分類 | 機能性表示食品 |
価格 | 【通常価格】4,860円 【定期お届けコース】4,374円 |
内容量 | 120粒(30日分) |
形状 | 粒状タイプ |
血糖値が高くなったときの主な症状
血糖値が高くなると、どのような症状が現れるのでしょうか。自身の体調を正しく管理するためにも、血糖値が高くなったときの主な症状を確認しておきましょう。
喉や口が渇く
血糖値が高くなると口の中や喉が渇くことがあります。高血糖により血液中の糖が濃くなると、体の水分を使用して血液中の糖を薄めようとします。これにより体の水分が足りなくなり、のどや口が乾くのです。
喉や口の渇きは糖尿病の初期症状として現れることもあり、すでに血糖値が高くなっている可能性があるでしょう。
ただし喉や口の渇きは、健康な方であっても日常的によく見られる症状であり、この症状のみで血糖値の上昇を判断するのは難しいでしょう。
ほかにも気になる症状がある場合や血糖値が気になっている場合は、速やかに医療機関を受診してください。早期発見、早期治療により、合併症のリスクを軽減できます。
目がかすむ
血糖値が上昇すると、視力に影響を及ぼし視界がぼやけることがあるでしょう。これは高血糖状態になると目の水晶体が腫れてしまうためで、急激に進行する可能性があります。
このような視力の変化は、血糖値を正常な範囲に戻すことで矯正可能です。正常な血糖値として目指すべきは、空腹時に70 mg/dL〜130 mg/dL、食後1〜2時間後には180 mg/dL以下とされます。
トイレの回数が増える
血糖値が高い状態では、通常よりもトイレの回数が増えることがあります。体内の過剰な糖を尿から排出しようとするため、トイレの回数が増えるのです。
また高血糖により体内の水分バランスが乱れ、水を多く飲むことも排尿回数が増加する原因といえるでしょう。高血糖から糖尿病を発症すると、排尿を制御する神経系にも影響を及ぼし、排尿が適切に管理できなくなります。
しかし頻尿には高血糖以外にもさまざまな原因が考えられるため、ほかの症状とともにその全体像の把握が重要です。
サプリメント以外でできる3つの血糖値対策
サプリメントの摂取以外にも、高血糖を抑制する方法はいくつか挙げられます。
日常生活で気をつけるべき、血糖値対策を紹介します。
筋トレや有酸素運動をする
血糖値を適切に管理するためには運動が欠かせません。運動することでブドウ糖の消費を促し、血糖値の降下につながります。血糖値対策として効果的な運動は、有酸素運動や筋トレです。
有酸素運動や筋トレをおこなうことで、血糖値を下げるインスリンの効果を強化できます。運動をおこなうタイミングとしておすすめなのは、食後30分以内です。
運動に慣れていない方は、軽い散歩や自宅での簡単な筋力トレーニングからスタートしてみてください。「忙しくて運動の時間が取れない」という場合は、日常生活のなかで工夫して運動を取り入れましょう。
エレベーターを使用せず階段で上り下りする、通勤はひと駅分歩くなど、少しの工夫で運動量を増やせます。
タンパク質や食物繊維を摂取する
タンパク質や食物繊維の多い食品を積極的に摂りましょう。血糖値管理において、食事は重要なポイントとなります。タンパク質が豊富な肉や魚、食物繊維を多く含む野菜を意識的に摂るのがおすすめです。
フルーツにも食物繊維が多く含まれていますが、同時に糖質も多いため摂り過ぎには注意してください。また糖質を多く含む食品を過度に摂ると血糖値が上昇するため、ごはんやパン、麺、芋などの糖質が多い食品を控えましょう。
腸内環境を改善する
腸内環境が乱れると、血糖値の調節を助けるGLP-1の生成が低下し、血糖値の管理が難しくなります。GLP-1は腸から分泌されるホルモンで、食事によって血糖値が上昇すると分泌が促されインスリンの分泌を刺激します。
腸内環境を整えることは血糖値の管理においても重要なポイントといえるでしょう。腸内環境を整える効果が期待できる食品は次のとおりです。
- きのこ類:しいたけ、まいたけ
- 海藻類:わかめ、昆布、ひじき
- 野菜類:キャベツ、ニンジン、トマト
- 発酵食品:味噌、醤油、納豆
これらの食品には腸内環境を整える効果が期待できます。食事に取り入れる際には、栄養バランスがよくなるよう心掛けましょう。
血糖値サプリメントを使用する前に知っておきたいQ&A
高血糖対策をおこなうのであれば、サプリメントの摂取以外にも押さえておくべきポイントがあります。
高血糖対策として覚えておくべきポイントをまとめました。
血糖値を下げるのにおすすめな食べ物はありますか?
血糖値を下げるのにおすすめの食べ物は次のとおりです。
- タマネギ:血糖値の管理に役立つミネラルが豊富
- おくら:食物繊維が豊富で、糖質の吸収を調節する
- アロエ:インスリンの分泌を促すアルポランを含む
- バナナ:血糖値の上昇を抑える食物繊維やビタミン、ミネラル、カリウムを含む
- アボカド:血糖値の急上昇を調節する不飽和脂肪酸を含む
- 納豆:食後の血糖値をコントロールする食物繊維が豊富
- 青魚:ビタミンDやオメガ3系脂肪酸が血糖値のコントロールに寄与
- 酢:脂肪の分解をサポート
これらの食材とサプリメントをあわせて摂ることで、血糖値の管理がしやすくなるでしょう。
血糖値を下げるのにおすすめな飲み物はありますか?
血糖値を下げるためには、カテキンやポリフェノールなどが含まれる飲み物がおすすめです。
具体的には次のような飲み物が挙げられます。
- 牛乳:ホエイプロテインがインスリンの分泌をサポート
- 緑茶:カテキンが食後の血糖値上昇を抑える
- コーヒー:代謝に関わるクロロゲン酸やカフェインが血糖値をコントロール
食べ物の場合は調理の手間がかかりますが、飲み物であれば比較的手軽に摂取可能です。普段あまり自炊をしない方は、飲み物で血糖値対策をおこなうことも選択肢の一つとして覚えておくとよいでしょう。
血糖値サプリメントを飲むタイミングはいつですか?
血糖値対策のサプリメントは、食前に摂取するのが一般的です。食前に摂取すると、サプリメントが糖の吸収を調節しやすくなります。1日3粒を目安に摂取する場合は、朝食、昼食、夕食の前に1粒ずつ飲むとよいでしょう。
摂取するサプリメントによって、おすすめのタイミングが異なることもあるため、確認しておきましょう。サプリメントは薬ではないため、必ずしも固定の時間帯で摂取する必要はありません。継続しやすい時間帯を選んで飲みましょう。
ただしサプリメントの過剰摂取を防ぐために、摂取量と服用回数は守るようにしてください。
血糖値サプリメントはどのような方におすすめですか?
サプリメントによる血糖値対策は、次のような方におすすめです。
- 食事を楽しみたい方
- 運動が苦手な方
- ストレスを感じやすい方
血糖値の管理には、バランスのよい食生活や運動が欠かせません。しかし食事の制限や運動が苦手だったり苦痛に感じたりする方もいるでしょう。
無理をして食事制限や運動をおこなうと、それがストレスとなり逆効果になる可能性もあります。食事制限や運動に苦手意識があり、ストレスを感じやすい方は、サプリメントによる血糖値対策が適しているでしょう。
糖尿病は治る病気ですか?
糖尿病は一般的に完治が難しい病気です。そのため糖尿病の診断を受けた多くの方々が、一生病気と付き合うことを覚悟する必要があります。
糖尿病は生活習慣病の一種であり、毎日の行動の積み重ねにより引き起こされることが多い病気です。治療をやめると、再び症状が悪化するリスクがあります。
ただし適切な治療をおこない生活習慣を見直すことで症状が改善され、健康な方と同じように生活できるケースもあります。
まとめ
高血糖は、適切な食生活や運動を心がけることで予防できます。
しかし「忙しくてなかなか生活習慣を見直す余裕がない」という方もいるでしょう。そのような場合は血糖値対策として、サプリメントの使用をおすすめします。
サプリメントにはさまざまな種類があるため、飲みやすい形状や継続しやすい価格の製品を選んでください。ただしサプリメントは薬とは異なるため即効性はなく、直接血糖値に作用するわけではありません。
サプリメントのみに頼るのではなく、食生活や運動などの生活習慣を見直すことも重要です。無理をしてストレスにならないよう、生活を見直したり運動を取り入れたりするとよいでしょう。
今回紹介したおすすめのサプリメントも参考にして、ご自身に合った血糖値対策をすすめてみてください。