嘔吐、腹痛、下痢などの症状を呈する胃腸炎が流行っています。
胃腸炎ウイルスはアルコールの効果が乏しいため、十分な手洗いと汚染物の管理(消毒は次亜塩素酸ナトリウム)が重要です。
嘔吐が始まったら、吐物で気道を塞がないよう横向きにし、とにかくあわてて飲ませないこと。
嘔吐後、1-2時間は何ものませずお腹を休ませましょう。
その後、水分摂取(嘔吐や下痢がひどい場合は、経口補水液がおすすめ)を開始しますが、とにかくここでもあせらないこと。
急性胃腸炎ガイドラインでは、50 〜100mL×体重(kg)の経口補水液を3〜4時間かけて投与することを推奨しています。
具体的には,ペットボトルのキャップ 1 杯程度の 5mLのORSを 5 分おきに飲み、嘔吐がなければ少しずつペースアップして投与間隔を徐々に短くしていきます。嘔吐があっても、効果はあるため、あせらずゆっくり続けましょう。
もちろん、症状がひどいときは、受診してくださいね。