最近こんなお電話が多く、困っています
「RSウイルスの検査をしてほしい」
「幼・保育園からRSウイルスを検査するよう言われた」
このお気持ちは、非常にわかります。報道で不安をあおるニュースや記事も多いですよね。
ご存じのように、RSウイルスが流行しています。2歳までにほぼ100%かかると言われていますので、誰でも普通にかかる病気です。
昨年コロナ対策を徹底した結果、免疫を獲得できなかった反動がきているともいわれています。
https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/health/44949/
やはり過剰な消毒や隔離は、弊害もあるのかもしれません。。。
しかし、この検査は保険適応が以下に定められています。
ア 入院中の患者
イ 乳児(1歳未満)
ウ パリビズマブ製剤の適用となる患者
つまり、クリニックでは(ウ)に該当しない1歳以上のお子様には保険で検査はできません。園に通うお子様のほとんどは保険適応がありません。
もし検査するとしたら、自費診療になり、診察代、風邪薬処方代、検査代など全てが自費になってしまいます。
治療法がない病気のために、高額な自費診療代を頂くことはできませんので、自費検査もおすすめしていません。
しかも、RSウイルスには特別な治療法もなく、そもそも検査をするかしないかを決めるのは園の先生方ではありません
大事なことは、検査をすることではなく、
お子様の病態を把握することだと思います。
「検査をしてください」ではなく、
「こどもを診てください」
と言われる方が私たちはうれしいです
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