産み分けゼリーは効果があるって本当？安全性に配慮したおすすめの産み分けゼリーを紹介！

産み分けゼリーは産婦人科の指導のもと使用すれば、80％程度の確率で希望する性別の赤ちゃんができると言われています。

自身の望む性別の赤ちゃんが欲しい方は、産み分けゼリーの効果や安全性が気になるのではないでしょうか。

そこで本記事では、産み分けゼリーとはどのような商品なのか、効果や使い方などを解説します。

産み分けゼリーの副作用や特徴などもあわせて紹介しますので、妊活をしている方や産み分けに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

産み分けとは？

産み分けとは、希望の性別の赤ちゃんを授かるための対策を指します。産み分けにおいて成功率が高い方法といわれているのは、次の3つの方法です。

名称	方法	費用相場
パーコール法	希望の精子のみを採取して受精させる方法	約5万円
着床前診断	体外受精によって作り出した受精卵を選別し、 希望の性別の受精卵のみを子宮内膜に戻す方法	約50～100万円
マイクロソート法	精子に含まれる染色体の量によって男女に選別し、 希望する性別の染色体を持つ精子を受精させる方法	約50万円

ただし、上記の産み分け方法はいずれも体外受精が必要です。そのため、自然な性交による妊娠を望む方には不向きといえます。

まずこの見出しでは、妊娠の仕組みについて解説します。

妊娠の仕組み

卵子と精子が受精して子宮に着床すると妊娠が成立します。妊娠の仕組みを、流れに沿って解説します。

• 射精：女性の膣内に射精された精子は子宮をとおり卵管に進み、卵子を探す
• 排卵：半年かけて成長した卵子が卵巣から排出され卵管に進む
• 受精：卵子と精子が受精して受精胚をつくる
• 着床：受精胚が細胞分裂をおこないながら子宮内膜に着床する

卵子は女性の卵巣に保存され、精子は男性の精巣で約80日間かけてつくられます。一般的に、自然な妊娠の場合は男女の性交によって妊娠します。

胎児の性別は、男性側の精子が持つ性染色体により受精時に決まります。受精後に胎児の性別は変えられません。

性別の決まり方

胎児の性別は受精時の卵子と、精子の性染色体の組み合わせによって決まります。

受精時の卵子と精子の性染色体の組み合わせにより決定される、胎児の性別は次のとおりです。

女の子	XX（卵子のX染色体、精子のX染色体）
男の子	XY（卵子のX染色体、精子のY染色体）

性染色体にはX染色体とY染色体の2種類があり、卵子はX染色体のみを持ち、精子はX染色体、またはY染色体のいずれかを持ちます。

産婦人科で赤ちゃんの性別がわかるようになるのは妊娠16週頃からですが、母親が妊娠に気づいていない受精時にはすでに赤ちゃんの性別は決まっています。

産み分けは希望の性染色体の優位な環境をコントロールする

受精胚の性別は性染色体の組み合わせによって決まります。精子のX染色体とY染色体には、次のような特徴があります。

X染色体を持つ精子	酸性に強く、アルカリ性に弱い
Y染色体を持つ精子	アルカリ性に強く、酸性に弱い

膣内の環境が酸性になると女の子が産まれるX精子が優位に、アルカリ性になると男の子が産まれるY精子が優位になる傾向があります。

一般的に、女性の膣内は酸性の環境ですが、排卵日当日は酸性度が弱まり、膣内の環境がアルカリ性に近づきます。

ただし、膣内環境によって、優位性のない性染色体を持つ精子がゼロになる訳ではありません。

産み分けゼリーの特徴

産み分けゼリーは産み分けのより手軽で簡単な方法として、希望する性別での産み分けを希望する方に人気の製品です。

ゼリーは食用ではなく、性交前に膣内に挿入して使用する潤滑剤です。

膣内にゼリーを注入することで膣内を希望する性染色体を持つ精子が優位な環境にコントロールし、希望する性別での受精を促します。

ここでは、産み分けゼリーの効果や仕組みについて解説します。

膣内のpH値を調整できる

産み分けゼリーでは、膣内のpH値の調整が可能です。

pH（ピーエイチ）値とは物質の酸性やアルカリ性の強度を0～14で表した数値であり、中間となるpH7が中性、pH7未満が酸性、pH7超がアルカリ性となります。

pH値	液性
3.0未満	酸性
3.0以上6.0未満	弱酸性
6.0以上8.0以下	中性
8.0超11.0以下	弱アルカリ性
11.0超	アルカリ性

女性の膣内は雑菌の繁殖を防ぐために3.5〜4.5の弱酸性に保たれており、排卵日当日は膣内の環境がアルカリ性に傾きます。

産み分けゼリーは精子の持つ性染色体による特徴の違いを利用し、膣内を人工的に希望する性別の性染色体を持つ精子が優位な環境に導きます。

ただし、産み分けゼリーを使用することで、100％産み分けができる訳ではありません。

グリーンゼリー：男の子を産み分ける効果

男の子を産み分ける効果のある、弱アルカリ性の産み分けゼリーを「グリーンゼリー」と言います。

グリーンゼリーのpH値は製品によっても異なりますが、pH7.1～7.9程度の弱アルカリ性が適正です。

膣内環境は通常弱酸性を示すため、強過ぎるアルカリ性のゼリーは膣内環境にトラブルが起こる可能性があります。

グリーンゼリーを使用する際には、膣内環境が最もアルカリ性に傾く排卵日当日の使用がおすすめです。

ピンクゼリー：女の子を産み分ける効果

女の子を産み分ける効果のある、弱酸性の産み分けゼリーを「ピンクゼリー」と呼びます。

ピンクゼリーのpH値は製品によっても異なりますが、pH3.5～4.5程度の弱酸性が適正です。

女性の膣内は通常弱酸性ですが、排卵日当日に近づくにつれアルカリ性に傾くため、膣内環境をX染色体を持つ精子が優位な酸性に導くピンクゼリーを使用します。

ピンクゼリーを使用する際には、妊娠の確率が高く、かつ、膣内環境が完全にアルカリ性に傾いていない排卵日の2～3日前がおすすめです。

産婦人科や通販で購入できる

産み分けゼリーは産婦人科で処方してもらうほか、メーカー公式サイトからの通販や、ECサイトで購入できます。

ドラッグストアや薬局では産み分けゼリーは販売されていないため、排卵日を基準とした使用のタイミングでの買い忘れには注意が必要です。

安全性と効果が高いおすすめ産み分けゼリー3選

安全性と効果が高いおすすめの産み分けゼリー3つを紹介します。

産み分けゼリーは、比較的簡単に試せる産み分けの方法です。デリケートな場所に使用する製品のため、安全性の高い製品を選ぶ必要があります。

産み分けゼリーの特徴やおすすめのポイントなどを紹介しますので、ぜひ自身に合った産み分けゼリーを選ぶ参考にしてみてください。

ピンクゼリー&グリーンゼリー

グリーンゼリーとピンクゼリーは、ママ活のサポートを専門にした「ジュンビー」が開発、販売する産み分けゼリーです。

国内の産婦人科でも取り扱いされている製品のため、安全性の高い産み分けゼリーを選びたい方にもおすすめできます。

容器は使い切りタイプで衛生面に配慮されているほか、使い心地にもこだわり、ピストンを軽い力で押せるのも女性に配慮されています。

ゼリーは無添加で不要な成分が配合されておらず、膣内トラブルの心配もありません。自然で滑らかな低粘度ゼリーで、自然な使用感な点も嬉しい点です。

ベイビーサポート(Baby Support)

ベイビーサポートは1つ1つが個包装された使い切りタイプで、衛生面にも安心感がある産み分けゼリーです。

ゼリーの中身から容器、パッケージに至るまで日本国内で製造されています。

また、医療機器基準のISO9001認証製品のため、安全性の高い産み分けゼリーを選びたい方にも最適です。

公式サイトからの購入では、お得な2箱セットや3箱セットが用意されているほか、妊娠につながった方には「おめでた返金キャンペーン」として、余ったベイビーサポートを1本あたり1,000円で買取する特典もあります。

コダカラゼリー

コダカラゼリーはガールズピンクはpH4.0、ボーイズグリーンはpH7.5と高すぎず低すぎない最適なpHの産み分けゼリーです。

抗菌、保湿やpH値調整に使用されているエキスはこだわりの天然成分であり、安心・安全に産み分けをしたい方におすすめです。

1回使い切りタイプで湯煎不要のため、産み分けゼリーが初めての方も簡単に使える点が魅力。

ゼリーはもちろん、外箱も日本製のため、国産にこだわりたい方はぜひコダカラゼリーを購入してみてください。

産み分けゼリーは効果があるの？

産み分けゼリーを用いた産み分けの成功率は正確なデータがありませんが、約70〜80％といわれています。

一般的に、産婦人科医の指導による産み分けの成功率も80％程度なため、市販のゼリーを用いた産み分けとしては高い成功率といってよいでしょう。

一方、自然に任せて希望する性別の赤ちゃんを授かる確率は50％です。産み分けゼリーの使用により20％～30％確率を上乗せできる計算になります。

ただし、産み分けゼリーを使用しても100％希望の性別で妊娠できる訳ではありません。

産み分けの効果を上げる方法

産み分けゼリーの使用に加え、さまざまな産み分けの工夫により産み分けの効果を上げられます。

ここでは、産み分けゼリーとあわせて試せる、産み分けの効果を上げる方法を紹介します。

実施日以外は避妊する

産み分けゼリーを使用する実施日以外は、予期せぬ妊娠を防ぐために避妊をしましょう。

産み分けゼリーを使用すると、膣内環境を希望する性別の性染色体を持つ精子に優位な環境に整えられます。

しかし、持続性はないため、産み分けゼリーを使用していない日に男女どちらの性別で妊娠するかは50％の確率です。

産み分けを希望する場合は、実施日以外は避妊をしておく必要があります。

膣の浅い位置で射精

女の子の産み分けを希望する場合、性交時に膣の浅い位置で射精します。

男性の精子には、性染色体の違いにより次のような特徴があります。

X染色体を持つ精子	酸性に強く、アルカリ性に弱い
Y染色体を持つ精子	アルカリ性に強く、酸性に弱い

女性の膣内環境は通常、弱酸性に保たれています。

そのため、膣の浅い位置で射精をし、精子が膣内を通過する距離を長くすると、酸性に強いX染色体を持つ精子が優位になるため女の子を妊娠する確率が高くなります。

反対に、男の子を希望する場合には、できる限り子宮口に近い深い位置で射精をします。

シェトルズ法を使用

シェトルズ法とは女性の膣内環境に合わせて最適なタイミングで性交をおこない、産み分けする方法です。

女性の膣内環境は通常、弱酸性に保たれていますが、排卵日当日には膣内環境がアルカリ性に変化します。

希望する赤ちゃんの性別の性染色体を持つ精子が優位になるタイミングで性交することで、産み分けできる可能性が高くなります。

希望する性別ごとに最適とされるタイミングは次のとおりです。

女の子	排卵日の2日前
男の子	排卵日当日

また、女性がオーガズムを感じた際に分泌される子宮頸管粘液はアルカリ性です。

そのため、男の子が欲しい場合にはオーガズムを感じる性交、女の子が欲しい場合にはオーガズムを感じにくい性交を意識するのも効果的といわれています。

パーコール法を使用

パーコール法は性染色体による精子の重さの違いを利用して、希望する性別の性染色体を持つ精子を選別します。

選別した精子により人工授精をおこない、産み分けの確率を高めます。

ただし、パーコール法の実施には1回あたり約5万円の費用が必要です。

1回の人工授精で妊娠をするとは限らないため、妊娠に成功するまでの費用が高額になる可能性があります。

また、パーコール法では、100％正確に精子を選別できる訳ではないため、確実な産み分けを約束するものではありません。

ゼリーを使用するタイミングを調整する

産み分けゼリーはシェトルズ法（タイミング法）によるタイミングに調整して使用すると、産み分けの成功率を上げられます。

ゼリーを使用するタイミングを調整するためには、自身の排卵日を正確に把握する必要があります。

生理予定日の約14日前が排卵日となり、排卵日を把握するためには毎日の基礎体温の測定が必要です。

産み分けゼリーの効果的な使い方

産み分けゼリーは、使い方によって効果に影響があります。

ここでは、産み分けゼリーの効果的な使い方を解説しますので、利用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

1：性交の5分前に産み分けゼリーを注入

産み分けゼリーの注入後、膣内環境が変化するためには時間が必要なため、膣内に注入するタイミングは性交の5分前を目安にします。

ただし、産み分けゼリーを注入してから性交までに時間が空くと、膣外にゼリーが流出し、効果が薄れる可能性があります。

産み分けゼリーを注入したら、あまり間を空けずに性交をおこなうようにしましょう。

2：45～50℃のお湯でゼリーを5分温めて溶かす

産み分けゼリーには大きく分けて次の2種類があります。

• お湯で温めて使うタイプ
• 使い切りタイプ

お湯で温めて使うタイプの産み分けゼリーは、45～50℃で5分程度温めて溶かします。

ただし、温度の高過ぎるお湯を使用すると火傷をするリスクがあるため注意が必要です。

3：容器の先から5～8cmを膣に入れる

産み分けゼリーを注入する際には、容器の先から5～8cm膣内に注入して使用します。

膣の浅い位置でゼリーを注入すると、膣外にゼリーが流出してしまいやすくなるため、注意が必要です。

4：5分待機して性交

ゼリーを注入したら、膣内が希望する性染色体を持つ精子に有利な環境に整うまで、5分程度待機してから性交をおこないます。

5：余った産み分けゼリーは常温で保存

余った産み分けゼリーは、変質を防ぐために常温で保存します。

直射日光のあたる場所は避けて保存しましょう。

産み分けゼリーに副作用はある？安全性は？

産み分けゼリーによる健康被害や副作用はありません。

しかし、海外製の製品には不要な添加物が含まれている可能性があるほか、酸性・アルカリ性が強過ぎる製品もあります。

したがって、より安全に使用したい方は日本製の産み分けゼリーを購入しましょう。

この見出しでは、産み分けゼリーの安全性や影響について紹介します。

産み分けゼリーは天然成分100％だから安全

国内で製造されている産み分けゼリーは、天然成分100％で製造されるため、安心して利用できます。

主な原材料には、レモン果汁や植物エキスが使用されます。製品を選ぶ際には、原材料を調べてから購入するのもおすすめです。

産み分けゼリーが赤ちゃんに与える影響

産み分けゼリーは使用時にのみ膣内の環境を変える製品のため、受精後に使用を中止することで、膣内環境は通常どおり酸性を保ちます。

そのため、赤ちゃんへの健康状態に影響が生じる可能性はありません。

ただし、希望しない性別の性染色体を持つ精子にとって、不利な環境で膣内のpH値を調整する製品のため、単純に妊娠する確率は半分に下がってしまいます。

不妊で悩んでいる方にとっては、産み分けゼリーを使用すると、より妊娠をしにくくなる可能性があるため注意が必要です。

産み分けゼリーとダウン症の関係

産み分けゼリーの使用により、子どもがダウン症になるリスクには影響しません。

ダウン症は、卵子や精子をつくる過程の染色体異常が原因となります。

そのため、卵子や精子がつくられた後に使用する産み分けゼリーがダウン症に与える因果関係はありません。

効果的な産み分けゼリーの選び方

産み分けゼリーを選ぶ際には衛生面や安全性に加え、効果的に産み分けができる適正なpH値に調整されているかを比べて選ぶ必要があります。

ここでは、効果的な産み分けゼリーを選ぶためのポイントを解説します。

日本製の製品か

より安心して利用できる製品を選びたい方は、安全性試験をクリアしている日本製の製品を選びましょう。

安全性の高い成分を使用しているものを選択するために、成分がきちんと表示されているものを選ぶのはもちろん、販売元が信頼できる会社かどうかも判断基準となります。

希望の性別に適したpH値と内容量か

希望する性別によって、膣内を酸性にしたりアルカリ性にしたりするため、pH値が適正かは重要です。

女性の膣内は、病原菌の繁殖を防ぐために弱酸性に保たれます。

男の子を産み分けるためには弱アルカリ性のゼリーを使用しますが、pH値の高過ぎるゼリーを使用すると膣内にトラブルが起きてしまう原因になります。

また、日本人女性に適した内容量かも確認しておきましょう。

日本人女性に適した内容量は1.5〜2.0mlですが、個人差があるため、実際に使用して比べる必要があります。

保存性の高い容器を使用しているか

pH値は空気に触れるだけでも変化します。

また、ゼリーが気化すると品質の変化が考えられるため、保存性の高い容器を使用しているかどうかも判断基準となります。

使用期限が明記されているか

産み分けゼリーは使用期限を過ぎると劣化し、水分が蒸発して粘り気が強くなる傾向があります。

ただし、産み分けゼリーは医薬品ではないため、使用期限の記載は義務付けられていません。

期限が過ぎたゼリーを使用しても健康被害などの心配はないものの、産み分けの効果が落ちる可能性があるでしょう。

フリマアプリやオークションに出品されている産み分けゼリーは、使用期限が超過しているケースもあるため注意が必要です。

使いやすいワンプッシュ型か

産み分けゼリーには、大きく分けてワンプッシュ型と湯煎型の2種類があります。

ワンプッシュ型はタンポン型の容器にゼリーが入っており、ワンプッシュで注入しやすく使い切りタイプのため衛生的です。

湯煎型はゼリーと容器が別で、湯煎で溶かしたゼリーを容器に入れて注入する手間があります。

初めて産み分けゼリーを使用する場合は使いやすいワンプッシュ型を選ぶのがおすすめです。

まとめ

産まれてくる子どもの性別に希望がある場合、産み分けゼリーを使用するのは効果的です。

産み分けにはさまざまな方法がありますが、産み分けゼリーは比較的気軽に試せる産み分けの方法です。

ただし、産み分けは100％希望の性別での妊娠が成功するものではありません。

希望していなかった性別の子どもを授かった場合も、縁だったと思うように心の準備は必要です。

そのことを踏まえたうえで、産み分けゼリーの使用を検討している方は、ぜひ本記事を参考にして自身に合った製品を選んでみてください。

＜参考＞
すずきレディースクリニック
平石クリニック
PRTIMES