クマ取りのダウンタイム期間や経過は？術後の過ごし方やクマ取りにおすすめのクリニック7選を紹介！

クマができやすい体質の場合、目の下のクマに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

目の下にできるクマを改善する施術の一つに、クマ取りがあります。クマ取りはさまざまな方法でおこなわれており、クマの種類に応じて最適な施術を選ぶことも必要です。

しかし、クマ取りのダウンタイムが気になったり、どのクリニックを選べばよいのか迷っていたりするケースも多いでしょう。

本記事では、クマ取りのダウンタイム期間や術後の経過について詳しく解説します。また、クマ取りを実施しているおすすめのクリニックを7つ紹介します。

クマに悩んでいる方、クマ取りのクリニックをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。

そもそもクマ取りとは？

まずは、クマ取りの基本的な情報について解説します。

クマの原因のたるみを改善する施術

クマ取りは、下瞼のたるみを改善する施術です。目の下のふくらみにより生じる影は、クマを目立たせてしまいます。クマ取りでは、下瞼に存在する脂肪を取り除き、目の下のふくらみを抑えることが可能です。

下瞼を内側から切開するため、傷口が目立ちにくいメリットもあります。

クマの種類によって適切な治療が必要

クマには原因別に種類があります。クマの種類によって適切な治療が必要であるため、施術方法をしっかりと吟味しましょう。

クマの種類と原因

目の下にできるクマは、主に3種類です。ここでは、青クマ、茶クマ、黒クマのそれぞれの特徴や原因を紹介します。

青クマ

青クマは、青黒く見えるクマを指します。目尻の皮膚を下へ引っ張り、クマが薄くなる場合、青クマが生じている可能性が高いです。青クマの主な原因は、目の周辺の血行不良です。

血行不良により生じた還元ヘモグロビンにより、青黒い血液の滞留が引き起こされます。普段、パソコンやスマートフォンの画面を注視する時間が長い方や、慢性的な疲れや寝不足などが生じている方に起こりやすいことが特徴です。

茶クマ

茶クマは、茶色くくすんだクマを指します。目尻の皮膚を下へ引っ張り、クマが皮膚とともに動く場合、茶クマが生じている可能性が高いです。茶クマの主な原因は、メラニンによる色素沈着です。

目の周辺の皮膚は薄く非常にデリケートであるため、紫外線や乾燥はもちろん、わずかな刺激にも弱い特徴があります。そのため、目の周辺の乾燥を放置したり、目の周辺を擦ったりすると茶クマが生じるケースがあります。

黒クマ

黒クマは、黒っぽく見えるクマを指します。正しくは、皮膚の下の血液の色や色素沈着ではなく、目の下に影ができている状態です。顔を上に向けた状態で、鏡を見たときにクマが薄く見える場合、黒クマが生じている可能性が高いです。

加齢やコラーゲンの減少などにより、目の周辺の筋肉が落ちたり、皮膚のハリが失われたりする場合があります。筋肉や皮膚のハリの減少により、目の下にふくらみやたるみが生じます。

目の下のふくらみやたるみによって影ができやすくなるため、黒クマが目立ちやすくなります。

クマ取りのダウンタイム中に現れる症状

ここでは、クマ取りのダウンタイム中に現れる症状を5つ紹介します。施術前にしっかりとダウンタイムについて知っておけば、術後に症状が現れた場合にも慌てず対処できます。

症状には個人差もありますが、ぜひ参考にしてみてください。

目の下の腫れ

クマ取りの施術後、目の下の腫れが生じる場合があります。まれに強い腫れを感じる方もいますが、約1〜2週間で症状は落ち着きます。2週間経過しても腫れが引かない場合には、クリニックに相談してみてください。

目の下の窪み

クマ取りの施術において脂肪を除去すると、目の下に窪みができる場合があります。クマの種類によっては脂肪除去よりも他の施術が適しているケースもあります。

必要以上に脂肪を除去したケースに見られやすいため、脂肪除去施術を検討中の方は事前カウンセリングをしっかりとおこないましょう。

内出血

クマ取りの施術後、内出血が生じるケースもあります。メスを使用した手術をおこなった患者の1割程度に見られます。多くの場合、約2週間で内出血は引いていきます。

見た目が気になる方は、外出や仕事の際にはメガネやマスクを着用してみてください。

出血・血腫

施術後は患部から血が出やすくなります。出血は鼻血として現れるケースや、涙に混じって出てくるケースもあります。急な鼻血や血の涙に驚いてしまう可能性がありますが、ダウンタイム中に出やすい症状であるため、慌てず冷静に対処しましょう。

寝るときに寝具が汚れてしまうことを避けたい場合は、タオルを枕に敷くと効果的です。また、患部に血が滞留し、血腫が生じる場合も稀にあります。

通常、滞留した血は体内に徐々に吸収されますが、血腫が大きくなった場合は血腫の除去が必要になるケースもあります。

痛み

クマ取りの施術後、患部に痛みを感じるケースもあります。とくに施術当日や、数日間は痛みを感じやすいケースが大半です。

1週間程度で痛みは徐々に緩和しますが、強い痛みを感じたり、痛みが引かなかったりする場合にはクリニックに相談してみてください。また、クリニックによっては術中や術後の痛みに配慮しているところもあります。

痛みが不安な方は、クリニック情報の事前確認をおすすめします。

クマ取りのダウンタイムの目安と経過

ここでは、クマ取りのダウンタイムの目安と経過について解説します。

ダウンタイムは長くて約2週間

クマ取りのダウンタイムは、一般的に約2週間です。施術後に現れる痛みや腫れなどの症状は約1〜2週間で徐々に緩和します。そのため、2週間程度のダウンタイム期間を想定しておくとよいでしょう。

ダウンタイムの術後経過の例

ここでは、ダウンタイムの術後経過の例を紹介します。切開手術であるハムラ法（裏ハムラ）を実施した場合の例を採用しました。

症状には個人差があるため、あくまでも一例です。切開手術を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

経過	症状
施術当日	腫れがある 痛みはなし
施術後1〜2日目	腫れが強まる 痛みが出る
施術後3〜6日目	腫れがある 痛みが緩和する 内出血が生じる 目の下の皮膚のつっぱりを感じる
施術後1〜2週間	目の下の皮膚のつっぱりがなくなる 施術後10日目あたりで症状が緩和する

クマ取りのダウンタイムの過ごし方と注意点

ここでは、クマ取りのダウンタイムの過ごし方と注意点について解説します。ダウンタイムを長引かせてしまわないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

目の下のメイクを避ける

ダウンタイム中は、目の下へのメイクは避けましょう。患部に刺激を与えることで、症状が長引いてしまうリスクがあります。そのため、施術後約1週間は目の下を避けてメイクをおこなうことがおすすめです。

ただし、施術方法によってはすぐにメイクが可能な場合もあるため、不安であればクリニックに相談してみてください。

施術箇所を冷やす

ダウンタイム中は、患部を冷やすことも大切です。とくに施術当日は炎症を防ぐためにも、就寝直前までしっかり冷やしましょう。患部を冷やす際には、保冷剤を直接当てないように注意しておきましょう。

保冷剤を肌に直接当ててしまうと、凍傷になってしまう危険性があります。患部を冷やす際には、保冷剤をタオルで包んで皮膚に当ててみてください。1回あたり数分程度冷やし、1日に数回程度おこなうと効果的です。

長風呂をしない

ダウンタイム中は、長風呂にも注意が必要です。お風呂に浸かると血行が促進されるため、腫れや内出血を悪化させる場合があります。

施術当日はシャワーのみで済ませ、翌日から湯船に浸かる際には、長風呂にならないように気をつけましょう。

頭を高くして就寝する

ダウンタイム中は、頭を高くして就寝しましょう。施術後、目の下の患部は腫れやすくなるのみならず、血が滞留しやすくもなります。頭の位置が心臓よりも下になってしまうと、目の下に血液が流れ込みやすくなります。

腫れや血腫の原因にもなってしまうため、ダウンタイム中の過ごし方には注意が必要です。とくに、寝るときには心臓よりも頭が上になるよう、枕を調整してみてください。

また、なるべく就寝時以外は体を横たえないように気をつけましょう。仮眠をとったり、体をやすめたりしたい場合には、必ず心臓よりも頭が上になることを意識してみてください。

激しい運動や飲酒をしない

ダウンタイム中は、激しい運動や飲酒は避けましょう。運動や飲酒によって血行が促進されてしまうと、腫れや内出血の悪化につながるリスクが高まります。

そのため、施術後は激しい運動や飲酒を避け、その後は症状を見ながら軽い運動や嗜む程度の飲酒へ切り替えていくことがおすすめです。

クマ取りにおすすめのクリニック7選

ここからは、クマ取りがおこなえるおすすめのクリニックを7つ紹介します。各クリニックの情報や特徴などを、ぜひ参考にしてみてください。

TCB東京中央美容外科

TCB東京中央美容外科は、美容整形の専門クリニックです。全国各地に店舗を展開しており、優良クリニック表彰制度の適用により、ユーザーからのアンケートや口コミを利用したグループ内のサービス向上に努めています。

また、独自の仕入れルートと全国規模の徹底した料金調査により、高品質な治療を地域最安レベルのリーズナブルな料金で提供しているのも特徴です。

東京中央美容外科のクマ取りは、約11項目の施術方法があります。メスを使用する外科手術をはじめ、切らない施術や注射による改善治療などが幅広くおこなわれています。施術方法が豊富であるため、クマの種類や悩みに応じて最適な施術をおこなえます。

また、公式サイトにはクマ取りの施術を実施している医師のプロフィールや症例写真が掲載されているため、術前術後の変化をぜひ参考にしてみてください。

東京中央美容外科は、豊富な施術方法を実施しているクリニックを選びたい方や、医師の手術の症例写真を事前に知りたい方には、とくにおすすめのクリニックです。

品川美容外科

品川美容外科は、美容整形、美容外科、美容皮膚科の専門クリニックです。1988年に開院して以来、現在では全国に39院を展開している大手美容外科でもあります。

美容専門の医師によるカウンセリングを最重視しており、一人一人の症状にあわせた治療法を提案してもらえることが特徴です。

品川美容外科では、目の下のクマやたるみの症状に合った改善治療が選べます。黒クマ、青クマ、茶クマごとにおすすめのメニューが用意されており、公式サイトからも治療メニューの確認が可能です。

施術方法をはじめ、症例写真や施術料金などを事前に確認できるため、来院前にある程度治療内容を知っておきたい場合にも安心です。

品川美容外科は、さまざまな方法から自身に合った施術を選びたい方や、アフターケアの充実を求めている方には、とくにおすすめのクリニックです。

ガーデンクリニック

ガーデンクリニックは、美容整形の専門クリニックです。1999年に開院後、現在は全国に8店舗を置いています。患者を第一に考え、保証として年中無休の相談受付やアフターケアなどのサービスを提供しています。

ガーデンクリニックでは、一人一人のクマの状態の診察をおこない、原因と適切な治療法を提案しています。血行不良やたるみ、色素沈着などの原因に合わせた施術方法が複数用意されています。

また、自身の悩みや目的に応じて、複数の施術を組み合わせた治療法を選ぶことも可能です。

ガーデンクリニックは、丁寧なカウンセリングを希望している方や、さまざまな施術方法を取り扱っているクリニックを選びたい方には、とくにおすすめのクリニックです。

東京美容外科

東京美容外科は、美容整形、美容外科の専門クリニックです。美容整形における20年以上の実績を持ち、全国各地に21店舗を展開しています。東京美容外科では、特定の基準をクリアした医師のみが在籍を許されています。

美容外科医師として10年以上、形成外科学会から認定を受けている、東京美容外科で3年以上の経験がある、これらいずれかの条件に該当する医師のみが施術をおこないます。また、東京美容外科では20年間医療事故がないことも安心材料の一つです。

東京美容外科では、メスを使用しない、いわゆる切らない施術が採用されています。実施されている経結膜アプローチ法は、傷跡が残りにくく、入院や通院も不要です。施術時間も約20分と短く、洗顔やメイクは施術箇所を除き、翌日から可能です。

また、術後安心保証のアフターサービス制度が設けられているため、術後のトラブルにも対応してもらうことが可能です。東京美容外科は、切らない施術を選びたい方や、アフターケアの充実を求めている方には、とくにおすすめのクリニックです。

プラン（一例）	施術費用
経結膜アプローチ法　両目	27万5,000円

共立美容外科

共立美容外科は、美容整形、美容医療の専門クリニックです。美容整形における30年以上の実績を持ち、全国各地に26店舗を展開しています。共立美容外科のクマ取りは、経結膜脱脂法とハムラ法が主に実施されています。

切る施術と切らない施術の両方に対応しているため、症状やクマの種類に合った治療がおこなえます。また、クマのみならず、目の下のシワを同時治療したい場合には、PRP皮膚再生療法を組み合わせることも可能です。

共立美容外科は、切らない施術のみならず切る施術も検討している方や、クマ取りとあわせてシワの改善もおこないたい方には、とくにおすすめのクリニックです。

プラン（一例）	施術費用
目の下のふくらみ取り/クマ取り	33万円〜55万円

城本クリニック

城本クリニックは、美容外科の専門クリニックです。1989年の開院から30年以上の実績を持ち、現在では全国各地に25院を展開しています。クリニックのスタッフはすべて医師と看護師で構成されています。

城本クリニックでは、クマ取りに適切な方法をカウンセリングで案内しています。クマの種類や原因によって最適な施術方法を提案してもらうことが可能です。

治療方法には経結膜脱脂やヒアルロン酸注入、光治療などがあります。とくに経結膜脱脂については、公式サイトにさまざまな症例写真が掲載されています。

城本クリニックは、丁寧なカウンセリングを希望している方や、さまざまな施術方法を取り扱っているクリニックを選びたい方には、とくにおすすめのクリニックです。

プラン（一例）	施術費用
経結膜脱脂	27万5,000円
目の下のたるみ取り	38万5,000円

水の森美容クリニック

水の森美容クリニックは、美容整形、美容外科、美容皮膚科の専門クリニックです。2006年の開院以来、全国に5院を展開しています。

手術に患者の声を取り入れることでより精度の高い手術を目指しているほか、高技術の医師を招いた公開手術を実施しています。水の森美容クリニックのクマ取りでは、ヒアルロン酸注入や下眼瞼脱脂、ハムラ法がおこなわれています。

また、クマ取りに関しては一時的な改善よりも根本的な解決を推奨しており、事前カウンセリングの利用をおすすめしています。

水の森美容クリニックは、丁寧なカウンセリングを希望している方や、クマの根本的な治療をおこないたい方には、とくにおすすめのクリニックです。

プラン（一例）	施術費用
目の下ヒアルロン酸注入	6万1,600円
下眼瞼脱脂（目の下の脂肪取り）	21万4,500円
ハムラ法	39万4,900円
経結膜下ハムラ法（裏ハムラ法）	41万6,900円

クマ取りにおすすめのクリニックを選ぶポイント

ここでは、クマ取りのクリニック選びのポイントを3つ紹介します。

複数の施術方法に対応している

クリニックを選ぶ際には、クマ取りに関して複数の施術方法を扱っているかどうなのかを確認してみてください。クマの種類により、適切な施術方法が異なります。

複数の施術方法を扱っているクリニックであれば、自身に最適な治療を受けられる可能性が高まります。

カウンセリングに力を入れている

クリニックを選ぶ際には、カウンセリングへの体制も確認しましょう。クマの種類によって最適な施術を選ぶ必要があるため、カウンセリングは非常に大切です。

適切な施術方法を提示してもらうためにも、丁寧にカウンセリングを実施してもらえるクリニックを選びましょう。カウンセリングが丁寧なクリニックであれば、自身の悩みや希望に合わせた方法を提案してもらえる可能性が高くなります。

トラブル対応やアフターケアの体制が整っている

クリニックを選ぶ際には、トラブル対応やアフターケアの体制の確認も大切です。クマ取りにはメスを使用する切開手術も含まれます。ダウンタイム中に万が一、痛みや腫れなどの症状が悪化した場合にもしっかりと対応してもらえるクリニックを選びましょう。

クマ取りのダウンタイム中に仕事へ行ってもよい？

クマ取りをおこなう際に気になる点が、ダウンタイムの存在です。とくに毎日仕事で出勤している場合には、出勤のタイミングや休日が必要かどうなのか気になる方も多いでしょう。

ここでは、クマ取りのダウンタイム中の出勤の可否や注意点などを紹介します。

施術翌日から出勤する方もいる

クマ取りの施術を実施し、翌日から普段どおり出勤する方もいます。ダウンタイムは約2週間ですが、腫れや赤みの目立ち方には個人差があります。

また、一週間ほど経過すると赤みが落ち着くため、メイクで上手く隠すことも可能です。

術後は数日間の休みを入れておくことが理想

クマ取りの術後は、数日間の休日を入れておくことが理想です。ダウンタイムでは、目が疲れる行為を控えることが推奨されています。目の疲れはクマを誘発します。

せっかくクマ取りをおこなっても、再度目に疲れを与えてしまってはいけません。疲れやストレスを受けにくい環境が推奨されているため、ゆっくり心身を休めるためにも術後数日間の休日申請をおすすめします。

コンシーラーやマスクの活用がおすすめ

ダウンタイム中に出勤する場合、コンシーラーやマスクを上手く活用しましょう。術後数日が経過すると赤みや腫れが落ち着くため、コンシーラーでカバー可能です。

また、マスクを着用すると患部の赤みや腫れを自然に隠せるためおすすめです。

クマ取りの施術方法

クマ取りには、さまざまな施術方法があります。それぞれの施術の特徴や強みについて、ぜひ参考にしてみてください。

切開手術

切開手術で主におこなわれているのは、経結膜脱脂術とハムラ法の2種類です。

経結膜脱脂術

経結膜脱脂術は、下瞼を切開して脂肪を除去する施術です。切開範囲が小さいのみならず、切開部分は下瞼の裏側となるため、表から傷が見えないことが特徴です。

また、切開部分の縫合が必要なく、ダウンタイムも比較的短くて済みます。経結膜脱脂術は、黒クマを改善したい方や、目の下のふくらみやたるみを改善したい方に最適です。

ハムラ法

ハムラ法は、下瞼の脂肪を移動させる施術です。ハムラ法には切開部位により、切開ハムラと裏ハムラの2つに分かれます。

切開ハムラは目の下を切開し、脂肪を目元の窪みに移動させます。ダウンタイム期間は、裏ハムラよりも長くなります。切開ハムラは、皮膚のたるみが気になる方や、目元を若々しい印象にしたい方におすすめです。

一方、裏ハムラは下瞼の裏側を切開し、脂肪を目元の窪みに移動させます。傷跡が目立ちにくく、ダウンタイムが短いことが特徴です。切開ハムラと異なり、切開部位が皮膚の裏側となるため、たるみの除去はできません。

裏ハムラは、目の下を切開したくない方や、ダウンタイムを短くしたい方におすすめです。

ただし、クマの状態には個人差があり、クマの種類も人それぞれです。自身に最適な施術方法を確認するためにも、まずはクリニックでカウンセリングを受けてみてください。

レーザー治療

クマ取りにはレーザー治療も採用されており、とくに茶クマに効果的です。茶クマの原因であるメラニンにレーザーを照射し、茶クマを改善する方法です。

メラニンの沈着状態によっては複数回の施術が必要となるケースもありますが、回数を重ねるごとにクマが目立たなくなります。

また、レーザーには色素沈着の改善のみならず、細胞の活性化にも期待が持てます。皮膚細胞の活性化により、肌のハリを取り戻すことも可能です。そのため、クマ取りでレーザー治療をおこなうと、思わぬ嬉しい効果を得られる場合があります。

PRP治療

PRP治療は、自身の血小板を使用する治療法です。クマ取りをはじめ、たるみやシワ、くぼみの改善など、目元の幅広い悩みに対応可能です。自身の血小板を使用するため、安全性が高く、皮膚を切開する必要がないことが特徴です。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、とくに黒クマに効果的な施術方法です。目の下の窪みにヒアルロン酸を注入し、肌の凹凸を整えます。低コストでおこなえる施術でありながら、ヒアルロン酸の注入のみで施術が完了するため、手軽に利用できるメリットがあります。

ただし、効果の持続期間が短いため、繰り返し施術が必要になるデメリットもあります。半永久的な効果を得ることはできませんが、切開せずに手軽な手段で黒クマを改善させたい方にはおすすめです。

クマ取りの効果とメリット

ここでは、クマ取りの効果とメリットを紹介します。

目の下のクマが目立たなくなる

クマ取りの最大のメリットは、クマが目立たなくなることです。クマは目元の印象を左右するため、クマ取りによって疲れた印象を払拭できます。

若々しい印象が生まれる

目の下のクマがなくなると、若々しい印象を与えられます。クマがあると、老けたり疲れたりした印象を与えてしまいがちです。クマ取りによって目の下のたるみやふくらみの原因である脂肪を除去すると、若くて快活な印象を生み出せます。

目周辺のたるみが改善される

クマ取りによって、クマのみでなく目元のたるみが改善されるケースもあります。目元の脂肪を除去するため、たるみの原因にもアプローチできます。そのため、思わぬ付随効果が得られる可能性もあります。

クマ取りに関するよくある質問

ここでは、クマ取りに関するよくある質問について項目ごとに解説していきます。

クマ取りの施術後に再発する場合はある？

脂肪除去と脂肪注入をあわせて実施した場合には永続的な効果を得られるため、再発する可能性は非常に低いです。しかし、施術方法によっては脂肪注入が必要になるケースがあります。

個人差はありますが、下瞼の脂肪除去のみをおこなった場合、目の下に窪みが生じる場合があります。窪みが目立つ場合、状態を緩和するために脂肪注入をおこなうケースもあります。

クマ取りをおこなうベストなタイミングは？

クマ取りは、クマの状態が気になっているときにおこなうことがベストです。ただし、クマは急を要する病気ではないため、施術を焦って実施する必要はありません。

自身が受けたい施術方法や利用するクリニックなどをじっくりと検討してみてください。

クマ取りは保険適用される？

クマ取りに関する保険適用の有無は、治療目的によって異なります。基本的には、病気に対する治療かどうなのかで保険適用の有無が変わります。そのため、見た目の印象を改善したい場合のクマ取りには保険適用されません。

しかし、目の下のクマやふくらみによって視野が狭くなってしまったり、眼球への影響があったりする場合、保険が適用されるケースがあります。

高齢でもクマ取りの施術は可能？

クマ取りの施術自体は、年齢によって制限されることはありません。ただし、持病のある方や、血液がさらさらになる薬を服用している方の場合、ダウンタイム中の症状が強く出やすい傾向があります。

そのため自身の状況によって、治療の経過についての聞き取りや、服用薬の中止をおこなうなどの条件が提示される場合もあります。

コンタクトの着用は術後からどのくらいで可能？

コンタクトは、施術から約1週間で装着可能です。装着の際には、患部を傷つけたり力が入りすぎたりしないよう注意が必要です。

また、下瞼を引っ張らず、上瞼を持ち上げるようにして装着しましょう。約3週間が経過すれば、従来どおりの方法でコンタクトを着用可能です。

まとめ

今回紹介したように、クマにはさまざまな種類があり、クマの種類や原因によって適切な施術方法を選ぶ必要があります。クマ取りの施術後は、約2週間のダウンタイム期間が必要です。

急な出血が見られるケースもあるため、症状が出て慌てないためにも、ダウンタイム中に起こりうる症状を事前に知っておくことも大切です。また、症状の悪化を防ぐためにも、比較的安静に過ごしましょう。

クマ取りを実施しているクリニックは多数存在しますが、クリニックによって特徴や強みはさまざまです。自身のクマの種類を知り、適切な施術方法を選択するためにも、まずは気になるクリニックで事前カウンセリングを受けることをおすすめします。

目の下のクマが改善されると、老けたり疲れたりしている印象までも改善されます。快活で若々しい印象を得るためにも、クマ取りのダウンタイムや施術方法などの理解を深めながら、安心して通えるクリニックを見つけてみてください。

＜参考＞
品川美容外科
東京美容外科
東京中央美容外科